スキーヤーは若い

スキーをやっている人には、そのお歳よりも断然若い人が多い! 生き生きとバイタリティに溢れ、頭もクリアで生涯現役という方がたくさんいらっしゃいます。 75歳にして二度目のエベレスト登頂を果たしたご存じ、三浦雄一郎さんは、まさに老いを知らない憧れの”スーパースキーヤー”ですが、101歳の生涯を閉じるそのときまで、現役のスキーヤーだった、超がつく”スーパースキーヤー”が、三浦雄一郎さんのお父様、三浦敬三さんです。これは三浦家だけのことではなく、90歳を過ぎた一般アルペンレーサーや、80歳を超える現役スキー教師の方もいらっしゃいます。元気はつらつ、やる気満々、体力抜群、知力も鋭い大先輩たちが”ふつう”にいるのがスキースポーツ界なのです。

ノーベル平和賞を受賞した科学者であり探検家、フリチョフ・ナンセンは「あらゆるスポーツの中で、その王者に値するスポーツは、スキーをおいてほかにない。スキーほど筋肉を鍛え、身体をしなやかに、しかも弾力的にし、巧緻性を養い、注意力を高め、意志力を強め、心と身体を爽快にするスポーツはほかにない」という有名な言葉を残しています。これほどの力を持っているのが、偉大なるスキーというスポーツなのです。

スキーのアンチエイジング

三浦雄一郎さんの息子であり、敬三さんの孫にあたる三浦豪太さんは、スキーのモーグル競技で長野オリンピック13位(日本男子最高位)、ワールドカップ5位などの記録を残した名選手。選手引退後は米国ユタ大学スポーツ生理学部卒業し、現在はミウラ・ドルフィンズ、低酸素・高酸素室にてO2コントロールトレーニングシステムの開発所長であり、東京都老人総合研究所分子老化研究グループの研究員として活躍しています。スキーのアンチエイジング力を研究している豪太さんによると、スキーが与える圧力によって、大腿骨の強さ、大腿部の筋肉を若く保つという効果が考えられ、また、長期的にスキーを続けると、速筋繊維が鍛えられ、結果インスリンの分泌が適正に保たれるのではないか、ということを述べています。(月刊スキージャーナル2008年12月号『スキーのアンチエイジング力を科学的に解明する!』より) というように、すでに、科学的に解明されていることもありますが、科学で解明し切れない素晴らしさはたくさんつまっています。脳への影響、自然との触れ合い、やる気、目標を持つ生き方、つねにチャレンジする姿勢、仲間づくりなどなど、スキーは、人間に有形無形の限りないプレゼントを与えてくれるのです。  楽しみながら、アンチエイジングできるのがスキー! スキーしなきゃ、もったいないってことですね